Eldridgeというダナ・キャランのレザーバッグがありまして、4通りのシェイプに変形できるというのが大きな特徴です。このプロモーションの為に制作されたショートフィルムが公開されました。題して「Four Play」。
主役として起用されたのはクリスティーナ・リッチ。映像の中で彼女はDreamer(夢見人)、Expressionist(表現派)、Paramour(愛人)、Voyeur(覗き趣味)と4つのパーソナリティーを演じています。
監督のジェイク・サムナーはこう言ってます。
“I didn’t want it to feel like advertising. I wanted it to feel like something that could be viewed in itself, but using the aesthetic of Donna Karan.There’s a thin line between very unsubtle advertising and doing something that stands alone and has its integrity.
広告のようには感じさせたくなかった。ダナ・キャランの美意識を用いながら、鑑賞に耐えられる映像にしたかった。非常にあからさまな広告と、自立し純度を保っている広告の間には、明確な線が引かれてる。”
昨日あるCM制作会社のプロデューサーとCMの未来について話してたのですが、自然と上記の明確な線の話になりましたね。ここでのあからさまな広告とはチラシのようなCMという意味でしょう。
そういったCMが将来的に不要になる事はありませんが、表現としてはどんどん残念なエリアに追いやられていく。そしてこのようなブランディングを目的とした広告映像がネットやモバイルの中で開花していく。どちらも広告映像だけどエライ違いが生まれるでしょう。そんな話をしてました。
しかしこの映像、Youtubeでの視聴は5日で約1万ビューなんですよね。もうちょっとシーディングを深くやるべきだと思いました。ここがネットCMの難しいところ。
クリスティーナ・リッチはアダムス・ファミリーでかなりゴスな女の子役を演じていました。大人になりましたね。監督のジェイクはスティングの息子さんだそうですよ。
Eldridge、4通りの変形アニメーションはこちら
via www.luxuo.com