〜宇宙は膨張しているのかいないのか——。この問いに最終的に決着を
つけたのが、1989年に打ち上げられた観測衛星COBEを使った両
氏の業績だ。これにより、宇宙は約137億年前に、ビッグバンと呼ば
れる大爆発で始まったとする理論が認められた〜朝日新聞「ノーベル物理学賞に米の2氏、ビッグバンを証明」記事より。
上記は今日(2006年)の新聞記事なんですけれども、これによると、宇宙の年齢は137億歳だそうですよ! ということは138億年前には、世界にはいったい何が存在したのでしょうか… なんて、想像するだけで気が狂いそうになる長年の疑問にベッドの上で悶絶していた今夜、ふとある映像を思い出しました。それは家具デザインで有名なイームズ夫妻がIBMのために作成したフィルム、『POWERS OF TEN』です。
正方形のフレームの一辺が1mのサイズから始まり、10のべき乗で拡大して行きます。そのサイズが、10の24乗メートル(1億光年)になったらどうなるのか、10のマイナス16乗メートル(0.0001オングストローム)になったらどうなるのか… 目黒美術館のイームズ展の特別映画会で昨年上映されていたこのレアな映像も、ちょいと探してみるとYouTubeにありました。
では皆様、イームズ夫妻がイメージしたセンスオブワンダーの世界をご覧ください。
(2018年リンク先更新)
いやーYouTubeにはホントになんでもありますね。
撮影風景などがアーカイブになっているPOWER OF TENのサイトもありました。(2018年現在リンク切れ)
DVDもあるのでお好きな方はどうぞ▼
EAMES FILMS:チャールズ&レイ・イームズの映像世界
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集中して見なくてもいいよ
飽くなき美の追求
イームズの視点