Machinarium Preview 02 from Amanita Design on Vimeo.
Amanita Designというスタジオがありまして、Samorostというフラッシュ製アドベンチャーゲームが有名です。このブログの読者なら一度遊んだことがある人も多いんじゃないかと思うのですが、自然の写真から合成された異形のグラフィックと質の良い音楽が記憶に残る不思議な作品でした。その会社がMachinariumという新作を作ってます。
ここにご紹介するのはひと月前に公開されたティーザー動画ですが、ダークな色調といい、陰を感じるキャラクタといい、グラフィックが非常に独特です。どうも気になるなぁと思って調べてみると、このスタジオはチェコにあるらしい。
チェコといえば知る人ぞ知るアニメ大国でして、早くは50年代から人形アニメを中心とした作品が数多く作られていますが、シュールな作品が多いです。また一般的にはフランスのアニメと認識されているルネ・ラルー監督の「ファンタスティック・プラネット 」もアニメーション制作はチェコに外注されてたんですね。ヨーロッパ全体のアニメ担当制作国でもあるわけです。
チェコといえば首都はプラハですが、僕は学生時代にプラハを旅したことがありまして、街の光景なんて中世そのもの。若かった僕の目には巨大な映画のセットにしか見えませんでした。実際「アマデウス 」から「のだめ 」までよくロケ地に選ばれてます。中治さんと赤松くんが作った豚の「DAKARA」CMもプラハロケでした。
そしてさらにチェコについて話すと「ロボット」はチェコの作家カレル・チャペックが考案したコトバなんです。彼のお墓はモルダウ川のそばの墓地にあります。SF好きなもんで一応お参りしてきました。
というわけで前フリが長かったんですが、要は「アニメ+ロボット+中世的」という組み合わせならチェコ最強!なのに今までそういう作品がなかった所がこのMachinariumの新鮮なポイントだという話でした。ゲームの完成が楽しみです。