最近手品、それもクロースアップマジックが大流行しているようです。なんて言ってるわたくしも、昨年からずっとカードマジックを練習してたりするわけで。なんだか本格的な本なぞ買ってきて、バイシクルのカードなぞ買ってきて、ちまちまやってます(見たい人は言ってくださいね)。きっかけは、マジックのイントロで口からカードを出す「ふじいあきら」さんの印象的な姿でした。テレビでどんなに気をつけてみていても、どうやってるのかわからない。どうなってるのか知りたいっ。それには自分でやってみるのが一番!
そして知識を蓄え、手法を覚え、いろいろと練習しているうちに、ふと「観客に対して手品を見せるというのは、CMを視聴者に見てもらうのとすごく似ている」という事実を発見したのです…
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夕刊フジBLOGより
【パソコン/インターネット】
昨年から「マジック」が大ブームとなっている。主流は、観客の周囲1メートルほどの近さで行う「クローズアップマジック」。東急ハンズなどの雑貨系デパートには素人でも簡単に扱えるクローズアップマジック用品が売られているが、いわゆる市販品とは違うプロ向けのッズやテクニックを手に入れたいという人は、ネット上のマジック関連サイトを探ってみるといい。(2005.02.10掲載)
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…全てのマジックにはタネがあるわけですが、そのタネを知れば知るほど、ものすごいアイデアに満ちあふれている。それはほんとに驚きます。みなさんに教えたいぐらい(笑)。しかもそのアイデアは、手の内を「隠し」たりすることや、人の読みを「裏切る」ことで成立している。心理操作などを用いて、積極的にミスリーディングを起こさせたりするわけです。
それはこのブログで紹介・分析しているCMの手法の一部、「隠す」「裏切る」と同じなのです… だって、よくできたCMの中には、「あっ」という驚きと共に、うまく騙されたカタルシスを観客に感じさせるものが少なくありませんよね!?「やられたなーっ!」って思うような。
また、テクニックが幼稚だとこちらの手の内がバレバレになってしまい、観客に読まれてしまうのも全く同じで…作り手に求められるプロとしての厳しさも似ている! てなことを手品を練習しながら思ったのでした。はい、もうすっかり骨の髄まで広告まみれなわたくしの人生ですよ。
ま、広告関係者、特に制作関係者は皆、手品師たれ!ということでどうも… ちなみにわたくしのカードマジックはまだまだヘタレです。
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