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Carl Sagan – ‘A Glorious Dawn’ ft Stephen Hawking


昨夜はTCC授賞式と年鑑発刊記念パーティーで司会してました。終わった後、友人達から「今まで見た司会の中で最高の棒読みだった、いい意味で」とか「カミすぎでした、いい意味で」などの最大級の賛辞をいただき、共に司会していたライパブの国井さんと引き受けた甲斐があったと喜んでいましたw。久しぶりにタキシードを着る事もできたし、いい夜だった!

さて今日は偶然見つけた映像をご紹介。カールセーガンの「コスモス」と言ってピンと来る人は間違いなくおっさんで宇宙好きなのですが、1980年に深夜枠で放送された科学TVドキュメンタリー番組です。これはそのシーンを繋ぎ合わせ、パフュームやダフトパンクの音声効果で知られるオートチューンwikiより)などを使って新たな楽曲に仕上げた映像です。中学生の頃に宇宙に抱いていた憧れを思い起こすだけでなく、今日にも繋がるメッセージを見ることができ、相当素晴らしいと思います。現在性を付加するためにホーキング博士も登場しています! 世界には同じように感激した人がたくさんいるようで、アップされて1ヶ月なのに、なんとすでに140万回近くも再生されてます。もちろん評価は五つ星。

歌っている内容もあまりに素晴らしいので、以下に歌詞をガリ翻訳してみました。


‘A Glorious Dawn (壮麗な夜明け)’

[Sagan(セーガン)]

If you wish to make an apple pie from scratch
You must first invent the universe

 何も無い所からアップルパイを作るつもりなら、
 あなたは最初に、宇宙を発明しなければなりません。

Space is filled with a network of wormholes
You might emerge somewhere else in space
Some when-else in time

 宇宙はワームホールのネットワークで満たされ、
 あなたはどの時間でも、どの場所にでも
 出現することができるだろう。

The sky calls to us
If we do not destroy ourselves
We will one day venture to the stars

 空は私たちに呼びかけます。
 もし人類が自滅の道を歩まなければ、
 いつか宇宙を冒険する日が来るだろうと。

A still more glorious dawn awaits
Not a sunrise, but a galaxy rise
A morning filled with 400 billion suns
The rising of the milky way

 静かで壮麗な夜明けが
 日の出ではなく、銀河の出を待っている。
 それは4000億の太陽で輝く朝、
 昇りゆく銀河の流れ。

The Cosmos is full beyond measure of elegant truths
Of exquisite interrelationships
Of the awesome machinery of nature


 この大宇宙は
 精緻な相互関係や
 驚くべき自然の組織などの
 美しい真理の旋律で満たされている。

I believe our future depends powerfully
On how well we understand this cosmos
In which we float like a mote of dust
In the morning sky

 私は信じている。
 人類の未来はこの宇宙をいかに
 深く理解するかにかかっている。
 朝の空を舞うゴミの塵のように
 我々が浮かんでいる大宇宙を。

But the brain does much more than just recollect
It inter-compares, it synthesizes, it analyzes
it generates abstractions


 脳は回想する以上の事ができる。
 比較し、統合し、分析し、
 抽象化させることができる。

The simplest thought like the concept of the number one
Has an elaborate logical underpinning
The brain has its own language
For testing the structure and consistency of the world

 ナンバーワンコンセプトのように
 究極にシンプルな考え方には、
 入念に練り上げられた論理の基礎がある。
 脳は世界の構造と同一性について
 検証するための独自の言語を持つ。

[Hawking(ホーキング)]

For thousands of years
People have wondered about the universe
Did it stretch out forever
Or was there a limit

 何千年もの間、
 人々は宇宙について考えてきた。
 それは永遠の彼方まで広がっているのか
 それとも最果ての地があるのか

From the big bang to black holes
From dark matter to a possible big crunch
Our image of the universe today
Is full of strange sounding ideas

 ビッグバンからブラックホール
 暗黒物質から来るべきビッグクランチまで、
 宇宙に対する私たちの今日のイメージは

 不思議な響きを持つアイデアに満ちている。

[Sagan(セーガン)]


How lucky we are to live in this time
The first moment in human history
When we are in fact visiting other worlds

 私たちはとても幸運な時代に生きている。
 他の世界を訪問しているという
 人類の歴史の中で初めての瞬間を。

The surface of the earth is the shore of the cosmic ocean
Recently we’ve waded a little way out
And the water seems inviting

 地球の表面は宇宙の海につながる岸辺、
 その小さな出口を私たちは歩き始めた。
 海は、私たちを誘っている。

追記:この楽曲はオートチューンだけでなく他のピッチ補正系プラグインも使われているようです。ぽにょさん情報ありがとうございました。

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