マンガ『広告亭日乗』第五話「男の威厳」です。
妻はもう数年ジムに通っておりまして、先日とうとう65キロのバーベルを持ち上げられるようになりました。
65キロといえば僕の体重と同じなわけで、歩いている時に「疲れたー」などと僕が言おうものなら「おんぶしようか?」という驚きのオファーが飛び出る状況が誕生してしまったのです。
たまにおんぶしてもらいますけど。
もう介護かと。
しかしこのような日々を過ごすと、「男のほうが力がある」と考えて日々を過ごしてきた僕のアイデンティティが揺らいでくるわけです。実際重いものを持って歩いている時も「それ持ってあげるよ」なんて言われたりもするわけです。
揺らいだアイデンティティは、時にはリセットしないと自己崩壊に繋がります。
このマンガは、そのリセットを行うタイミングを見つけた僕が行動に出て、アイデンティティの再確認に成功し安堵したという、ひとりの男の再生ストーリーなのです。
と書くとイイ話のように思えてきましたが、涙がにじむのはなぜだろう。
BGMは水前寺清子さんの『三百六十五歩のマーチ』です。ワンツーワンツー。
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