某月某日、刺すような冷たい風が吹く中、幌を下ろしたイエローのフェラーリ360スパイダーが六本木通りを走ってました。ファンファンファン!と200キロぐらい出しているようなすごいエンジン音でしたが、実際の速度は30キロぐらい。マフラーをいじってるんだろうけど、普段からあそこまでうるさいと運転してる方は疲れないかと心配になっちゃいます。いい音っちゃぁいい音なんですけど。
今日はそんなフェラーリのエンジン音を骨の髄まで堪能できるシェルのF1CM。一般道を本気で激走する歴代のF1マシン達の美しい事!ちょうど1年前に訪問したリオデジャネイロも出てきます。撮影にはヘリもバンバン飛ばして、エンジン内にもカメラを設置して、うーん、豪華。ローマを出発して世界を一周して、またローマあたりで給油して再スタートというのもいいですよね。ストップウォッチで計測してるオヤジのとぼけた表情も最高です。壮大な冗談って素晴らしい。
「私たちがフェラーリとの共同作業を開始したのは60年以上昔の事…」そんな事実を並べられたらもう何も反論できませんて。アイデアカテゴリは、フェラーリF1が世界の路上を走るなんてありえない!ということで「ありえない映像をリアルに作る」と、歴代のF1マシンが出てくるので「時代を変える」とします。