さて今日のCMは、2004年かな?アドフェストとカンヌを受賞したブリジストン動物モノです。彼女の浮気現場を目撃した男性犬が自殺を図ろうとするのですが…。
犬の表情がよく出来てます。また音楽も良い。セリフのない劇だから音楽で感情を表してるんですね。楽しんでご覧ください。
僕も比較的動物を使った仕事が多かったのでわかるのですが、動物の撮影は忍耐の連続です。レトリーバーが目を閉じながらうなだれるシーンがありますが、きっと風を送って目を開けられないようにしたのでしょう。あるいはただの「偶然」かも知れません。思った表情が撮れるかどうかは、撮影してみるまでわかりません。そして人間から見てこれは情感溢れる絵だね!と思える一瞬の表情が現れるまでカメラを回し続けるわけです。その結果、大量の無駄なフィルムが生まれます。
時間的にも金銭的にも、動物の撮影ってホント大変です。その分上手く完成すればこうやって大きな効果が得られるわけですけれども。
さてCMアイデアカテゴリのジャンル分けですが、「アダルト」、「擬人化」、そして「発情した動物」とします。ところでこの「発情した動物」についてですが、近日カテゴリ名を変更します。
ブログを始めた2005年頃っていうのは、カンヌでもアドフェストでも動物が出てきては交尾してました。って記憶では二本だけなんですけど(汗)、とにかく当時はそういうカテゴリが生まれるんじゃないかと思っていたわけですね。それでブログがスタートしてから、ずっと「発情した動物の新作カモン!」と思ってたんですけどこれが来ない。3年近く立つのですが1本もない。ということで「発情した動物」カテゴリは、単なる「動物」に変更する予定。
まぁこのカテゴリがずっと0だった事を気にしてる人が何人いたかわかりませんが。