今日もインタラクティブ広告のご紹介。説明の前に、まずは上のビデオを見て欲しいんです。3分33秒ありますが、面白さガリ保証なので安心してご覧ください。
このビデオを見るだけではなんのことやらわかりませんね。ではキャンペーンサイトに行ってみましょう!
さて、なんの話かわかりましたか?
そう、このキャンペーンは、この話の主人公エンリクにあなたの体を寄付してくださいというもの。ギャラリーを見ると実にバカバカしい無理な写真が並んでますね。しかし、いったい何の広告でしょうか?
サイトの下の方を見るとsupported by DIESELというロゴがあります。どうやらDIESELのキャンペーンのようです。しかし、商品はいったい何なのでしょうか。サイトのもう少し下を見てみましょう。そうすると見えてくるのが…ヘルメットですよ!
え?DIESELがヘルメット? と思いつつリンクをたどってみると、このページにたどり着きました。どうやらDIESELのHELMETのキャンペーンのようです。そう考えてビデオを思い返すと、主人公は最初から最後までヘルメットを装着してましたね。なるほど、3分の間視聴者は全員商品を見ていたというわけです。丈夫さを伝えるカットもしっかり入ってました(笑)。
表現は過激、しかし商品をしっかりと見せ、記憶に残している。しかもこのヘルメット、なかなかデザインも良い。これを作ったのはスペインのshackleton。仕事のクォリティ、高いです。
「これからの広告キャンペーンは、一見広告には見えないものが中心になる。」そんな話がありますが、まさしくこのキャンペーンが当てはまります。
最後に、これはTVCではないのですが表現アイデアを考えてみましょう。「ありえない映像をリアルに作る」世界の中で、顔だけを守るという「意外な?利用方法」を提示し、商品の優位性を「説明」してます。いやー、基本中の基本だ。
▼主人公エンリクが生まれた時のアホアホ新聞記事