なぜVRゴーグルを自作しようと思ったのか?理由は以下の2つでした。
1:製作を開始した8月の時点でオキュラスリフトは2ヶ月待ちとウワサされており、Maker Faire(11月)への準備が不足する恐れがあったため。
2:オキュラスリフトのジャイロデータを取り出すよりも、9軸センサをArduinoに繋いでサーボを動かす方が早いと思ったため。
要は『自作する方が先が読めるから』という事に尽きるわけです。他人が作ったマシンにこっちを合わせるほど度量も余裕もないものですから。ふははは。
とはいえ全くガイドも無いまま作るのはさすがに無理なのでネットを探索すると、Adafruitが製作記を載っけてました。早速コレをベースに作り始めます。
3D Printed Wearable Video Goggles
記事では3Dプリンタを使ってケースを作成していましたが、制作費の節約のためケースは自作することに。本格的な製作の前に薄いプラスチック製段ボールでテスト製作してみます。カッターで簡単に切れるので工作がラクラク!
液晶モニタもパーマセルテープで貼るだけの簡易製作。
ゴーグル部分は作業用保護メガネを流用します。全体がガムテの塊になってますが試作なのでコレでいいんです。
Macの内蔵カメラで撮影された自分の顔がモニタに映っているトコロ。
なんとか出来上がった試作モデル。これでもyoutube上にある3D動画をちゃんと見ることができます!
▼試作中に何度も鑑賞した大興奮動画がこちら。ゴーグル無しで見る皆さんに興奮が伝わらなくてすみません…。平行法で見えないかな?
うお!すげぇ!死ぬ!何この臨場感!
だけどゴーグルの見た目はショボいわけです。ガムテの塊ですから。ゴムも細すぎて全然固定されません。配線も繊細で切れるとマズい。このままMaker Faireで披露したら間違いなく会期中に崩壊してしまいます。
ということで試作品が完成したのもつかの間、部品をバラしてハードケースの製作にとりかかります。けっこう厚いプラスチック製なので、ゴーグルの穴を開けるだけで大変。
ドリルの穴を繋いで、ヤスリでゴシゴシ削っていきます。スカウトトルーパーそっくりになってきました。
何やらハンダ付けしています。これは何かというと、
持ち運びするためにケーブル類は全て脱着式にしたのです。電話線のモジュラージャックを流用。
やっと完成!。頭部にしっかり装着するためのベルトも装備。
むき出しだった液晶モニタの制御用基盤を透明アクリル板でガード。これで展示の心配はかなり低下。
この部分が上のジャックですね。ここからセンサのデータが出てます。
ガードの中央上に乗っているのが9軸センサ。速度3軸、加速度3軸、地磁気3軸となってます。
なんとかそれっぽく仕上がりました。
①最近作っているもの、それは『ヒューストン』
②『ヒューストン』製作の始まり
③『ヒューストン』カメラ部の進行
④『ヒューストン』自作オキュラスリフト部の製作