ホテルの部屋をギャラリーに見立ててアート作品を展示・販売するという一風変わった手法で話題のアートフェア、「アート@アグネス2009」に行ってきました。
今年はファイナルということで予約はすぐ定員に達したとのこと。早めに予約しておいて良かったー。
開催地は神楽坂の「アグネスホテル アンド アパートメンツ東京」。大通りから少し入った所に位置するこのホテルは雑誌やネットでの評判も高く、一度訪問したいと思っていました。
静かで、日当たりもよく、とても落ち着いた雰囲気。各部屋に展示されているアート作品も、まるで家に飾られているかのように空間に溶け込んでましたね。
真っ先に訪れたのは最上階のスイートルームに位置する成山画廊の部屋。松井冬子さんの新作を堪能しました。天使のはらわたを武者小路実篤の果実画を想起させるかのように美味しそうに描くという、心を芯からざわめかせる作品。さすがにちょっと買える値段ではありませんでしたが…。完成したのは金曜日だったそうです!
夢のひとつに、松井冬子さんに肖像画を描いていただくというのがあるんですよね。あ、書いちゃった。成山さん、成山画廊特製チロルチョコ、ありがとうございました。
東京画廊の部屋では松浦浩之さん(サイト内作家一覧にリンクあり)のWindy Bunnyを購入。彼の作品はひとつ欲しかったんです。会社の席に置きます!
TARO NASUの部屋では新人佐々木憲介さんの個展を開催。20代前半なのに達者な絵。かなり売れていました。一時期のペーター佐藤を思い出させるようなファッショナブルな雰囲気を持つこの人の絵は大注目ですね。
最近になってこういうアートイベントに顔を出す事が増えてきたのですが、今を生きる作家達の最新の表現に触れる事がこんなに贅沢な事とは知りませんでした。いやぁ実に面白くて刺激になります。