昨日ラフォーレ原宿にて村上隆著「芸術起業論」を購入し、あまりの面白さに一晩で一気に読む。
自分というブランドを如何にして国際的に商品価値のあるものとして確立していくかというプロセスを詳しく解説したビジネス書。職業としてのアートはビジネスであり、ビジネスは戦いだ。故にアートは戦いである。この本には日本人が独立して世界と戦うための戦略が随所に散りばめられている。これだけの情報が1680円で手に入るとはなんとお得なのだろうか。
表現ビジネスの中で、自分ブランドを確立したいと思っている人は必読である。その他の人には村上隆氏の自画自賛ストーリーとしか読みとれないだろう。
日本サッカーは中田を媒体にして世界と繋がった。ジャパンアートは村上を媒介して世界とリンクした。では日本の広告は世界の広告文脈とどうリンクすべきか?これは自分の今後の課題である。