遅い夏休みを南伊豆で過ごしました。
逃避行するための気持ちの良いビーチを探す、というのが旅の第一目的。第二の目的は下田から始まった日本の近代化についてもう一度考えて見ること。愛車と共にふらり一人旅。これが意外と発見に満ちた旅に。
まずはペリー参り。155年前、彼らが上陸した地点を訪問。この後いくつかの博物館を回り、彼が持つ大胆さと慎重さについて学ぶ。やはり現地に行く事で、歴史の教科書だけではわからない何かが得られるものです。
今回の旅のワンオブザベストビーチ、吉佐美大浜でひとりたこ揚げを楽しむ男性。南伊豆の海岸にはゴミが全くありません。それも発見のひとつ。
下田の港で出会ったカモメ達。合成ではありません。右下の彼は明らかにカメラ目線。
伊豆半島の最南端、石廊崎の突端。海の色が違います。昔キーウェストまで行ってアメリカの最南端を訪れた事を思い出しました。こんな荒い海じゃなかったけどね。
吉佐美海岸の一角にある巨大な岩…というか地上の島。リアルサイズ盆栽。これだけの質量のものが目の前にドンとある迫力はすごい。
さらに収穫したもののひとつが、吉田松陰の生き様。下田の海から世界を見つめ、斬首の刑に処された彼の視線には学ぶべきものがあります。彼が講師を務めたのは松下村塾、僕が出たのは劇画村塾。
下田名物、金目鯛の寿司。ボリュームのある味わい。正確には鯛じゃないので生でも赤い。
宿泊したのは温泉民宿「呑三」。目の前が海、しかも1泊2食で7800円は悪くない。風呂は車を飛ばし、南伊豆周辺の日帰り温泉へ。混浴も二箇所体験。もともと日本の銭湯は混浴だったって知ってました?
全走行距離500キロの長旅。雨の日も風の日も、Eタイプはグズることもなく走り続けた。壊れますか?とよく質問されますが、ちゃんと整備してあれば大丈夫。