社会でプロフェッショナルとして活動している人間が、講師として高校一年生を相手に「自分の仕事」について説明するという試みが25日、世田谷区内の某高校で始まり、galliano氏(38)が第一回目の講師として60人の高校一年生を前に1時間の熱弁をふるった。背景には、社会に出る前に社会人と触れる機会を持つことが人生教育に必要だという学校側の考え方がある。
galliano氏は事前にPowerpointによるレジュメを用意、その文字を読めば講義が自動的に進んでいくという手法をとった。レジュメの枚数は画像も含めて総計256枚。1枚あたりの文字数を減らし、文字の大きさを最大限まで拡大した。いわゆる高橋メソッドである。これにより途中でつっかかること無く講義を終えることが可能になり、質疑応答までスムーズに進行。途中数カ所の笑いどころも軽くヒットし、終始なごやかな雰囲気で講義が終了した。
静かだった講義室が一瞬にして様相を変えたのは、質疑応答も出尽くして約1時間半の講義が終了し、解散となった後の事だった。タレントの生の情報を聞きたがった女子生徒達がgalliano氏を取り囲んだのだ。質問に答えていくgalliano氏に、こんどは女子学生達から次々とノートが差し出された。「サインしてください」予測していなかった女子生徒の動きに戸惑いを隠せないgalliano氏であったが、次々と笑顔で対応。やがて男子生徒の中からも新しい質問が飛び出し始め、生徒達はホームルームの時間が来てもなかなか教室に帰ろうとしなかった。
終了後、ガリ氏は満足した表情で記者団にこう語った。「長い話になってしまったんですけど、結局は『広告クリエーターはモテる』という、バカバカしいながらも仕事モチベーションとして重要な話を伝えたかった。最後の騒ぎはその証明となったので良かった」(9:48)
というわけで、高校生の皆さんを相手に講義してきました。なんかバカっぽく見える記事風にしてみましたが、マジメな話もたくさんしたんですよ(笑) 先生方、楽しい機会をいただき、ありがとうございました!